リンパレッツで試着・注文してきました【医療用弾性ストッキング】

リンパ浮腫 医療用弾性ストッキング

こんにちは。

右脚下肢リンパ浮腫です。

いつも病院かネット注文で購入する医療用弾性ストッキングなのですが、今回は友だちが誘ってくれたので、医療用弾性ストッキング・スリーブ専門販売店リンパレッツに行くことにしました。専門店に行くのは、初めてです。

試着して買える「リンパレッツ」

医療用弾性ストッキング・スリーブ、どれが自分に合っているのかわからない、実際のカラーを見てみたい、試着してから買いたい、という方にお勧めのお店の話をします。

まずは私のリンパ浮腫経過と、今はいているストッキングをちょっとだけご説明。

  • リンパ浮腫発症→脂肪吸引→1度目LVA(1ヵ所)→2度目LVA(3ヵ所)
  • 発症から現在まで5年経っています
  • 2019年夏LVA(3ヵ所)の手術をして3ヶ月経過したいま、結果にすごく満足しています

*LVAとはリンパ浮腫の治療手術の1つでリンパ管静脈吻合術のことです

医療用弾性ストッキングはスイスSIGVARIS(シグバリス)社のコットンシリーズをはいています。

主治医の先生は先日、LVAの効果がでているのでクラス2にしてもいいですよ、とおっしゃってくださいましたが、とりあえず圧迫力のクラスは2より強い3にしています。

初夏から秋の暑い時期は、シグバリスのコットン、冬から春はドイツmedi(メディ)社のメディプラスシリーズのストッキング、と季節によってはき分けをしています。

ここ数年これで納得していたので、当分別の会社のストッキングには変えない、と決めていました。

ところが、今回友人に誘われてリンパレッツに行ってお試しではいてみたストッキングの、はき心地のよさと色が気に入って、久々に新しいメーカーのストッキングを注文してしまいました。

リンパレッツについて

 
医療用弾性ストッキングと医療用弾性スリーブ(腕のリンパ浮腫用)を、試着してから注文して購入できる専門店です。

リンパレッツを始められた大塚美絵子さんは、2012年に卵巣がんを発症され治療後お元気になりましたが、その後脚の不調に悩まされました。そんなとき患者会で、リンパ浮腫予防のために弾性ストッキングをはくように勧められたそうです。

ところが、いざ医療用弾性ストッキングを買おうとしたら、試着も満足にできずご自身に合うストッキングがなかなか見つからない、というもどかしい現実に気づかれました。

こんなことでは、他の患者さんも困っているはず、それなら自分で弾性ストッキングを試着して買えるお店をやってしまおう! とリンパレッツをオープンしました。超前向きのすばらしいキャンサーサバイバー!

お店のモットーは。

Shop of the patients, by the patients, for the patients.
(患者の、患者による、患者のためのお店)
*リンカーン大統領、構想の無断拝借ゴメンなさい。

思わずクスッとなりますね。明るい大塚さんならでは、です。

ストッキングやスリーブを実際につけたことのない男性医師や医療用着衣メーカーの営業マンの間だけで、お勧めの製品が決められてしまうことへの疑問から、

患者不在のなかで商品の選定がなされている実情こそが最大の問題だ

との思いが強くなったそうで、ここからパワフルなモットーができあがったもよう。

医療用ストッキング・スリーブを購入するときに大事な、保険請求についても適切に対応してくださり、アドバイスもいただけますから、保険請求でわからないことがある方も安心です。

リンパレッツは東京駅八重洲口から歩いて3分です。お店といっても、Wis Squareというレンタルオフィスのなかにあります。

初めての訪問でビルの5階にあがり、エレベータを降りてキョロキョロしたのですが、どこにもお店らしき雰囲気がなくて焦りましたが、大丈夫です。

ソファやテーブルの点在する明るくて広い部屋の一角で、ゆっくりストッキングを見ることができます。

スタッフさんが持ってきてくれる、無料の飲み物サービスもあります。

試着は空いているミーティングルームを使うそうですが、昨日はたまたま満室で空くまで待つ時間がなかったので、了解のうえでトイレでささっと試着しました。

トイレとはいえ、洗面所を兼ねたレストルームという感じで、脚を乗せることができるちょっとした椅子もあり、試着するには十分でした。

大塚さんは、大きなスーツケースとオフィス備えつけのロッカーから、ビックリするほどたくさんのサンプルをどんどん出してきて見せてくれながら、リンパ浮腫業界やご自身の話をしてくださり、とてもおもしろかったです。

友だちとランチの前にちょっと寄ってみよう、と気軽な気持ちで行ったのですが、ストッキングの山に囲まれながら、試着したり色に迷ったりおしゃべりしたり、あっというまに3時間も経っていました。

ご興味があってリンパレッツに行ってみようかな、というときは前もってお電話をすることをお勧めします。私たちも数日前に電話で予約してから行きました。

リンパレッツの詳細はこちらからどうぞ。
»リンパレッツ

試着して注文しました!


»引用 Juzo公式HP

発症してからずーーーーっと、医療用弾性ストッキングをはいています。

下肢リンパ浮腫と診断されたら、ほぼ100%医療用ストッキングをはくものと思ってください。そしてほとんど一生はき続ける。正直、ときには泣きたくなるほどイヤだけれど、はき続ける。

リンパ浮腫になるまでは素足主義で、ストッキングは冠婚葬祭のときだけはくようにしていました。

ストッキングはかゆくなる、暑い、むれる、不自然。子供の頃から、パリやミラノのマダムが素足でサンダルやヒールをはいて、カッコよく脚を組んでいるのを雑誌や映画で見て、あこがれていました。

冬のおしゃれ兼保温で、綿やシルクのタイツをはくことはありましたが。

とまあ、そんなこだわりがあったので、リンパ浮腫になり医療用弾性ストッキングを初めてはいたときは、子どもの頃からダサくて大キライだった厚手の肌色ストッキングに包まれた右脚を見て、あああーおしゃれこの時点で終わったわーーーとため息しかでませんでした。

けれど、リンパ浮腫と診断される前は日に日に赤黒く腫れていき、夕方になるとキッチンで鍋をかき回しながら痛みのあまり泣いていたほどの脚が、弾性ストッキングをはいたらホッと楽になった、というのも事実でした。

*リンパ浮腫は痛みがなく肌の色は変化しない、といわれることもありますが、私の場合は蜂窩織炎ではないのに色があり痛みが日々強くなっていました 個人差があるようですね

同じリンパ浮腫の友だちと話すときは、もっとステキな色の、かわいい柄なんかがある弾性ストッキングがあるといいのにねー、いやいや究極は透明な弾性ストッキングでしょう、なんてむなしい会話をしていますが、国内で手に入る医療用弾性ストッキングはほとんど肌色か、たまに黒、といった感じ。

ところが! リンパレッツで紹介してもらったドイツのJuzo(ジューゾー)社のサンプルのなかに、ちょっとかわいい色があったんですね。

昨日はその弾性ストッキングらしくない色にひかれて、迷いに迷ってJuzo DynamicシリーズのPepper(黒)とBlue Berry(明るいブルー)の2足を、注文しました。


»引用 Juzo公式HP

ストッキング選びに夢中になってしまい、サンプルの写真を撮るのをすっかり忘れました。ちょっとわかりづらいですが、Juzo社のサイトからカラーをご覧ください。

Poppy Seed(グレー)もすごくかわいい色です。黒は漆黒で、変に白っぽかったり透けたりしないで、とてもいい感じの黒です。ブルーとグレーは注文後少し時間がかかる、とのことでした。でも、待つのも楽しみー。

いつも通りの腿までの丈のストッキングで、圧迫クラスを2、丈はSを選びました。身長165cmで、シグバリスでは丈をLにしていますが、Juzo社の製品は私にはSで十分でした。

試着できたからSでオーケー、とわかったのですが、もし試着がなかったらシグバリスと一緒のLを選んでしまったでしょう。

Juzo社のストッキングは、手に持ったときは固くて圧迫がしっかりしていそうなわりには、動きやすさと屈伸のしやすさを実感しました。でも、圧迫がいまいち、という感想の方もいらしたようです。これは各自の感じ方や症状によるでしょうから、ますます試着って大事だな、と思いました。

腿丈のストッキングはふつう、ずり落ち防止のために大腿のところにシリコンバンドがついています。私はそれにかぶれてしまって、薬を塗ったり、極薄のテープング用テープを巻いたりしてはいています。

試着したストッキングはたまたまシリコンバンドなしでした(バンドありもあります)が、どうやらずり落ちしなさそうだな、とバンドなしを選んでみました。

気になるのは、腿の中間より少し上の部分で急に圧迫がゆるくなっていて、その幅がわりと広いことです。

急に圧が変わるとそこからポコッと腫れが目立つので、どうなのかなー、なのですが、実際にはいて過ごしてみないとわからないので、どんな具合になるかみてみようと思っています。

注文したストッキングは、後日販売元の会社から直接家に送って来るそうです。
リンパレッツでは、試着して購入するストッキングを決めるところまで、です。

私が注文したJuzo社のストッキングは、1足15,600円(税抜)。

現在はいているシグバリスコットンは、1足9,500円(税抜)なので、比べるとJuzo社のストッキングはけっこう高いのですが、圧の感じ、動きやすさ、色など全体的にとても気に入ったので、がんばって買うことにしました。

他に購入したのは、アクリル製のやわらかいチューブ包帯の「Kチューブ」1,400円(税抜)と、Batel(ベーテル)保湿ウォーター1,200円(税抜)です。

保湿ウォーターは脚ではなく、顔につけるためです。ちょうど化粧水が切れていたから、リーズナブルなお値段にひかれて買ってみました。脚とは関係ないんですが、よさそうな製品に出会う、こういうちょっとしたお楽しみが、なんか嬉しいんですよねー。

しかし、リンパ浮腫は基本的に自由診療ですからお金がかかります。リンパ浮腫ってお金かかるよねー、と大塚さんと友だちとでブーブー言い合いました。

友だちは、試着用のストッキングに合うサイズがなかったので、後日自宅に送ってもらって家でゆっくり試着できることになりました。こんなサービスもあるんですね、嬉しくなりました。

医療用弾性ストッキング、どれを買えばいいのかわからない、試着してから買いたい、という方は一度リンパレッツに行ってみることをお勧めします。

大塚さんは、お母さんの介護をしながらリンパレッツをやっていらっしゃいます。
お電話してから、行ってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。