リンパってなに?どこにあるの?役目は?わかりやすくまとめました

リンパ リンパとは

こんにちは。

リンパの流れが悪くなり、脚が腫れる病気になりました。
それなのにリンパについてよくわかっていないな、と思って調べてみました。

  • 「リンパ」とは、リンパ液のこと
  • リンパは、体内のリンパ管という管のなかを流れている
  • リンパ管は血管と同じようにからだ中にはりめぐらされている
  • リンパは体内のゴミを運ぶ役目がある

血液については学校で学んだ記憶があり、だいたいわかっているつもりですが、リンパとなるとぼんやりしたイメージしかありません。

リンパのことを知らないで病気と向き合うのも悔しいな、ということで調べてみたのですが、医学用語が並ぶとわかりづらいですね。

そこで、以前通信教育で勉強した解剖生理学の資料などをひっぱりだして、わかりやすくまとめてみました。

毎日の生活で気になる顔や脚のむくみや、リンパ浮腫という病気にも深く関係しているのがリンパです。

知っておくと、美容のためにリンパマッサージを受けるときや、脚や腕などからだのどこかがむくんだときなどの基本知識として役に立つはずです。

リンパに関する次の5つの言葉について、それぞれ簡単に説明しています。

    1 血管系
    2 リンパ系
    3 リンパ(液)
    4 リンパ管
    5 リンパ節

血管系・リンパ系

 
いきなりですが、血管系・リンパ系の「系」からして、わかりませんのでここから出発します。

Wikipediaによると「系」とは。

  • システム 相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体
  • 引用:»Wikipedia

    共通したなにかを持つキャラが集まって、協力してなにかをしているグループといってもいいかもしれません。

    どうやら、血管系には血管キャラの血液・心臓・動脈・毛細血管・静脈などがいるようです。

    リンパ系にはリンパキャラのリンパ液・リンパ管・リンパ節などが集まっているようです。

    血管系


    血液が心臓から押しだされて、血管のなかを流れてからだ中をまわるシステムを、血管系といいます。

    人間のからだのなかを流れる液、といえば血液がすぐに浮かびます。理科の教科書にでている人体図で、赤と青の血管がからだ中をめぐっている図があリました。

    心臓→動脈→毛細血管→静脈→心臓と、血液はグルグルと回っています。

    血管系は、リンパ系と深いつながりがあります。

    リンパ系


    リンパ系とは、血管が回収できなかった水分(体内のゴミ含む)を回収して運び、途中できれいにしながらリサイクルしてまた血液に戻すシステムです。

    体内には血液以外にも、流れているものがあります。それがリンパです。

    ところで、血管系でグルグル流れている血液ですが、血管のなかの血液が1滴も漏れずに流れているわけではありません。

    10%の血液は落ちこぼれて、血管の表面からにじみでるように漏れて、体内の他の水分と一緒になるのです。

    血液といってもこの漏れた血液は赤いわけではなく、血漿(けっしょう)という血液成分で、色は淡い黄色です。

    その落ちこぼれ血液の成分をリンパ菅がひろって、リンパ液としてリンパ管のなかをゆっくり運んでいます。リンパ管のえらいところは、他にも体内の老廃物や細菌、がん細胞なども回収してくれることです。

    リンパ管はゴミ回収を合理的にしないといけません。そのため、リンパ管は血管(静脈)にそってからだ中にはりめぐらされているわけです。

    血管系は、リンパ系なしではうまく仕事できないことがよくわかりました。

    リンパ(液)

     

    リンパ管のなかを流れる、無色から淡い黄色の少し粘りのある透明の液体

    以前、LVA(リンパ管静脈吻合術)という脚の腫れを治療する手術で、自分のリンパをモニターでじっくり観察しましたが、本当に透明の液が流れていました。

    リンパには、体内の細胞と細胞の間にある液(組織液・間質液)の一部が流れこんだものが混じっています。

    他には血管から漏れた成分(血漿・ケッショウ)、たくさんのリンパ球などが含まれています。

    あとはリンパ系の大事な仕事で、古い細胞、老廃物、細菌、脂肪などを回収しているので、そういった体内ゴミも混じっています。

    体内ではどのくらいの量のリンパがどんな速さで流れているのでしょうか。

  • 流れは遅く、ゆっくりとリンパ管を通りながら静脈と同様に心臓に向かって戻り、心臓の近くで静脈に入ってまた全身に循環します。
  • リンパ液は成人で約1リットル/日の流量
  • 引用:»リンパ浮腫医師林明辰公式サイト

    リンパは1分間に約24cm、ゆっくりと流れるそうです。

    全身をひとまわりするのに約12時間、場合によっては24時間もかかるそうですから、ゴミ回収しながらのんびり流れているわけです。

    ちなみに、血液は約1分で全身をひとまわりします。

    リンパ液はなんで流れるのが遅いの?
    リンパ管には専用の動力がありませんから、太いリンパ管の外側にある筋肉の助けでゆっくり動いてリンパを流しています。

    血液は、心臓というポンプが常に動いて血液を送り出しているので、流れが速いんですね。

    皮膚の下にあるリンパ管は、運動やマッサージのような外からの刺激で動きます。

    リンパ管が動くと、リンパも流れがよくなります。運動やマッサージがリンパの流れに効果的というのは、このためですね。

    飛行機や仕事などで長時間座ったままだと脚がむくみますが、ときどき歩いたり脚をあげるとリンパ管が動いてむくみがひくのも、納得ですね。

    リンパ管

     

    リンパ管はリンパの通る道

    血管と同じようにからだ全体の皮膚の下にはりめぐらされている

    リンパ管は「管」というくらいですから、血管と同じようにクダ状です。

    血管から漏れた成分や、血管が取り込めない老廃物や細菌などをひろってリンパ液として流してくれる、道の役目があります。

    血管からのゴミや水分をひろうのですから、血管の近くにいるのが便利ですよね。

    ちゃんと静脈に沿っていてくれるのが、リンパ管です。

    リンパ(液)の項目でも書いているのですが、LVA(リンパ管静脈吻合術)という手術を受けたとき、自分のリンパ管をライブでモニターを通して見たのですが、グニャグニャの細いストローのようだな、と思いました。

    もちろん、手術用顕微鏡で超拡大してますのでストローに見えましたが、実際のリンパ管は直径約0.3mmです。シャープペンシルの芯の0.5mmよりさらに小さい!

    自分のリンパ管を見る機会はめったにないので、ミクロの世界を興味深くじっくり観察しました。

    横道失礼しました。

    リンパ管はどうやって体内のゴミや水分をひろうの?
    血管に比べると、リンパ管の壁の方が細胞同士のスキマができやすいので、そのスキマから水分や、血管がひろえない大きさのゴミなどを回収します。

    リンパ節

     

    リンパ節はリンパの通り道の関所で主に老廃物や古い細胞を取りのぞくフィルターのはたらきをしている

    リンパ管の途中にある大豆くらいの大きさの器官 形はそら豆に似ている

    全身で約600個あり、ひとつの場所に2〜10個集まっている

    リンパ管を流れているリンパは、最終地点の静脈角という血管にたどりつく前に、いくつかのリンパ節を通っていきます。

    リンパ節には、いくつものリンパ管がつながって集まり、リンパが流れ込みます。

    そしてリンパのなかの異物や細菌、老廃物がリンパ節のフィルターでこされて、リンパはまた先へと流れていきます。

    リンパ節に残った異物などのゴミは、リンパ節にいるリンパ球の大食細胞が、食べてくれる、というか、取り込んで処理してくれます。

    リンパ節を通るたびに、リンパから古い細胞や老廃物が取りのぞかれながら、流れていきます。

    体内のリンパ管をめぐったリンパは、最終的に鎖骨の下あたりにある血管の、静脈角(じょうみゃくかく)という場所で静脈に流れこみ、血液となってまたぐるっとまわり始めます。

    リンパ系の仕事は、もちろんゴミ回収だけではないのですが、ここではリンパに関することばと基本の仕事についてふれました。

    おわりに

    最後にもう1度確認してみます。

    • リンパとは、リンパ管を流れるリンパ液のこと
    • リンパ管は体内の血管にそうようにはりめぐらされている
    • リンパ系とは、血管が回収できなかった水分(体内のゴミ含む)を回収して運び、途中できれいにしながらリサイクルしてまた血液に戻すシステム

    リンパ系は血液系に比べると、地味であまり注目されていませんが、実は血管に負けない大事な存在でした。

    私はリンパ浮腫というリンパの流れが悪くなる病気になって脚が腫れあがり、好きな洋服や靴を楽しめなくなり、身をもってリンパ系の大切さを知リました。

    でも、リンパについていろいろ知ってからは、セルフケアを工夫しながらリンパ浮腫とつきあうコツがわかりました。

    そしてまた、毎日を楽しくすごせるようになってきました。

    美容と健康にも深く関係のあるリンパです。健康な方にもリンパについて知っていただけると、嬉しいです。

    最後までお読みくださり、ありがとうございました。