【リンパ浮腫の原因・はじまりの症状】わかりやすくまとめました

リンパ浮腫 リンパ浮腫とは

こんにちは。

リンパ浮腫歴5年です。

きょうは、「これってリンパ浮腫かもしれないけれど、リンパ浮腫ってそもそもどんな病気なの」とモヤモヤしている方が、短時間でわかるよう簡単にまとめてみました。

私は、がん治療の影響でリンパ機能がだんだんと落ちてしまい、脚がむくみ「リンパ浮腫」になりました。

完治はありません。

いろいろな治療をして、今ではリンパ浮腫とうまくつきあっていますが、発症したときは最初に「私、リンパ浮腫!?」とショックを受け、呆然状態がかなり続きました。

次に気を取りなおし、まずリンパ浮腫について調べようとしましたが医学用語が難しく、時間ばかりかかってしまいました。

リンパ浮腫ってなにかを、すぐ知りたい方向けにまとめました。

リンパ浮腫について詳しく説明しているサイトや、本もご紹介します。ご参考にしてください。

*脚のリンパ浮腫を経験から、主に脚のリンパ浮腫についてまとめています

リンパ浮腫ってなに?

一言でいうと:リンパ浮腫とは腕や脚がむくんで腫れる病気

体内を循環しているのは血液だけではなく、リンパ(液)も循環しています。

リンパは余分な体内の水分や、古い細胞などのゴミを回収しながらリンパ管の中を流れています。

リンパ管は血管に沿って、からだ全体にはりめぐらされています。

リンパの流れがなにかの原因で止まってしまったり、流れが悪くなってリンパ管から漏れてたまると、そこがむくんで腫れてしまいリンパ浮腫になります。

リンパ浮腫の原因

 
リンパ浮腫は、大きく分けると次の2つになります。

  • 原発性(突発性)リンパ浮腫
  • 二次性リンパ浮腫

原発性(突発性)リンパ浮腫には、先天性のリンパ浮腫を含めはっきりした原因はありません。

二次性リンパ浮腫の原因は、がんの手術や放射線治療・外傷・フィラリア感染などがあります。

ここでは、二次性リンパ浮腫の原因のうち、特にがんの治療についてとりあげます。

二次性リンパ浮腫の原因:がん治療手術でリンパ節を摘出

リンパは、体内のゴミを運んでくれるありがたい存在なのですが、がん細胞も運んでしまいます。

そのため、がんの転移にリンパが関係してしまうことがあります。

そこで、がんの手術では、転移を防ぐためにがんのまわりにあるリンパ節も同時に取る手術があります。

この手術を、リンパ節郭清(りんぱせつかくせい)と言います。

リンパ節郭清をすると、リンパ節を取ってしまうわけですから流れがストップしてしまいます。

流れがストップしたり悪くなると、リンパ管自体が閉じてなくなってしまうため、腫れがひどくなってしまいます。

リンパ節郭清手術をすることが多いがんには、乳がんと子宮がんがあります。

乳がんでは腕に、子宮がんでは脚にリンパ浮腫が発症することがあります。

他には、悪性黒色腫や外陰がん、大腸がんや前立腺がんでもリンパ節郭清手術が原因で、リンパ浮腫になることがあるようです。

これらのがんで手術をしたときは、お風呂に入ったときなどに腕や脚などの様子を自分で観察して、状態を知っておくといいかもしれません。

リンパ節郭清手術をした全員がリンパ浮腫になるわけではない

乳がん手術でリンパ節郭清手術を受けた方のうち約10〜20%が、子宮がんなどの婦人科系がん手術でリンパ節郭清手術を受けた方のうち約30〜35%がリンパ浮腫を発症すると言われています。

二次性リンパ浮腫の原因:がん治療で放射線を照射

放射線治療で放射線をあてると、放射線が原因でリンパ管が硬くなってしまい、だんだんとリンパ管が閉じてしまい、リンパ浮腫の原因となることがあります。

リンパ浮腫のはじまり 症状

腕や脚が目に見えて腫れてきたことに気づいたときが、リンパ浮腫のはじまり、というわけではありません。

実は初期には、はっきりと自覚できる症状があるわけではないのです。

見た目に変化がなくても、すでにリンパ浮腫が進行していることがあるので、くせものです。

症状があるとすると、腕や脚などリンパ浮腫になる可能性のある部分に、次のようなあいまいな感じがでることがあるかもしれません。

  • なんとなくこわばる感じ
  • だるさや違和感がある
  • 疲労感がある

けれども、このような症状は、ずっと座ったまま仕事をしていたり、立ちっぱなしのときにもでることがあります。

結局のところ、これがリンパ浮腫のはじまり、という決定的な症状はないといえます。

さらに、発症の時期には個人差があります。

最初にお伝えしたように、私は子宮がん治療のリンパ節郭清手術と放射線治療がすみ、20年以上経ってからリンパ浮腫が発症しました。

がん治療中から腫れてきた、という方や、3ヶ月後から、という方もいます。

自分や他の方の経験から判断して、本人のリンパ系器官が生まれつき強いか弱いかや、仕事、環境などが大きく関わるんだな、と感じています。

ですから、リンパ浮腫になるかもしれない、というリスクをともなった手術や放射線治療を受けた方は、症状がなくても早めに検査を受けて、定期的に腕や脚を診てもらうことがとても大切です。

リンパ浮腫については、以下の林医師・山本医師のサイトがわかりやすく説明しているな、と感じました。ご参考まで。

» リンパ浮腫 医師 林明辰 公式サイト

リンパ浮腫について、ネットで検索してももちろんいいのですが、書籍を1冊持っていることをお勧めします。

本だと、リンパ浮腫についての全体像がわかりやすい。

特に腕のリンパ浮腫の人は、長時間パソコンを使うことは、あまりよくないそうです。
書籍だといつでも、楽な姿勢で読めると思います。

日本がんサポーティブケア学会 編集

上記3冊は、医療用弾性ストッキングを試着して購入できるお店リンパレッツの大塚さんから勧めていただきました。

おわりに

私はがん治療から20年以上経ってからリンパ浮腫を発症しました。

20年前にはリンパ浮腫についての情報はほぼないに等しく、症状がないまま、私は大丈夫、と変な思い込みでリンパ浮腫の予防も検診もせずにきました。

そしてある日、いきなり脚が腫れてきたのです。

もっとリンパ浮腫に関心を持っていればもっと早く治療できたのに、と、とても後悔しました。

遅ればせながらいろいろな治療に挑戦して、いまではリンパ浮腫とうまくつきあいながら暮らしていますが。

現在「私はリンパ浮腫になるのかしら?」「私はリンパ浮腫になったのかしら?」と悩んでいる方には、とにかくリンパ浮腫ってなにか、ということだけでも知っていただきたいです。

そして、できれば早期発見して早期治療をしていただけるといいな、と強く思っています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

「リンパ浮腫」ではなく、「リンパ」とはなにか、についてはこちらをご覧ください。